第8回 とまり木情報

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<<<以下、とまり木情報の転送です。 >>>

 

2018年9月14日(金)に行われた「とまり木」の内容をお伝えします。

今回は『①ステロイド離脱後再度悪化した場合
それはステロイドの影響か元々のアトピーが悪化したものか、
②離脱直後と2回目以降の悪化で症状に違いがあったか』
について患者に意見を募りました。


ステロイドの影響と考える意見
・3ヶ月しか塗らなかったのに悪化した
・好発部位以外にも症状が出た
・ステロイドの血管透過性亢進抑制作用により透過性制御に
異常をきたすので滲出液が出るのではないか

アトピーの悪化と考える意見
・離脱後20年経って悪化したのはステロイドの影響とは
考えにくい
・部分的に症状が出たところ(昔、よく悪くなっていた所)を
掻いてしまい全身に広がった

その他
・自分の体の中で作られるステロイドがステロイドを
作らないような悪さをしているのではないか


・離脱時は体温調節できなかったが数年後の悪化ではできた
(症状の出た範囲が狭まった可能性)

・離脱時より症状の出た範囲が広がった
(上記発言とは別の回答者)

━━━解説━━━
帯状疱疹ができた為に仕方なく顔だけステロイドを使った
ところ全身の症状が軽快した例があり、部分的に塗った
ステロイドが塗っていない他の部位に効くという、人体の
ある部分と部分で影響し合う仕組みがあるのではないかと
考えられる。

好発部位だけならアトピーだと言えるが全身に激しく出る
症状はアトピーというだけでは説明できない。

脱ステ初期に好発部位以外に症状が出ていても、時間が経過
して、昔(アトピーの症状が出始めた頃)悪かった場所(主に好発
部位)に症状が出るようであればその悪化は元々のアトピーと
考えられるが2回目以降の悪化で好発部位を越えて全身に症状が出るのはステロイドの影響であると考えられるのではないか。

ステロイドを作る能力が元々どのくらいあったのか、それが
ステロイドを塗ったことによってどれくらい落ちたのか、
そしてどれくらい回復したかは人それぞれなので脱ステ後に
どのような経過を辿るかも人それぞれである。

Q:皮膚で作られるステロイド量を数値化できないのか?
A:副腎を除去して調べないと分からないので今のところ人体で
は無理。
近年マウスにより副腎だけでなく皮膚でもステロイドが
作られるとやっと証明されたところである。

Q:生理前に痒みが強くなるのはなぜか?対処法は?
A:ホルモンバランスの変調でしょう。いい対処方法はない。

Q:夕方になるとか、寝る前になると痒くなるのはなぜか?
A:ステロイドの産生量は1日の中で決まったリズムで増減する
のでステロイドが必要量より産生量が下回れば痒みが増す
ことはありえる。
体温が上がると痒みが増すので涼しめの格好をするとか
薄めの布団で寝るとよい。

Q:精神的ストレスが自分のステロイド産生能力に影響を与える
可能性はあるか?
A:ある。

Q:尿や便で排出できなかった毒素がアトピーの原因であると
いう説については?
A:ありえない。汗に限って言えば主にナトリウムで、尿素や
リンなども含まれるがそれらは極々微量なものでほぼ尿で
排出されるものである。

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